2015年07月12日

アドベンチャーレース世界選手権inブラジル 出場にあたり

今年11月、ブラジルで開催されるアドベンチャーレース世界選手権に出場することにした。文字通り2015年の世界王者を決定するレースである。

結成して19年となるイーストウインド。今では世界でも老舗チームとなり、大会会場に行けば、外国人スタッフから「自国のチームより、イーストウインドを応援してるよ」とこっそりと声を掛けられる。

イーストウインドは、老舗チームではあるがメンバーが固定しない。隊長以外は、なかなか継続しなかった。そんな中、大学院を卒業したばかりの陽希が現れた。社会科教師の資格を擲ってまでトレーニング生に応募してきたのだが、アドベンチャース経験はなかった。ただチームコンセプトの『世界大会で優勝することを最優先目的として活動する。そのためにも競技志向に徹し妥協のないレース活動を実践する』の一文に惹きつけられ、門を叩いた。

当時、ラフティングも読図も未経験、持っていたマウンテンバイクは重いし、トレランの大会にすら出場したことがなかった。しかし、彼は野性的本能とも言えるアウトドアスキルを備えていた。それが見る間に頭角を現し、周囲を驚かせた。

今では2回目の百名山に挑戦しているが、当時は、何が何だかわからずのまま、隊長を追いかけるようにトランスジャパンアルプスレース(TJAR)に出場。同じくしてトレーニング生となったヤマキー(山北)は、当時TJAR最年少出場者で、学生だった。二人とも、それまでは部活に勤しむことはあっただろうが、TJARは桁が違う。身体中に走る激痛、負けるわけにはいかない睡魔との闘い、体の芯から感じる寒さ…。恐らく、かなり痛い目に遭ったことだろう。それでも二人は最後までやり通し、太平洋に辿り着いた。本部担当であった私は、その連絡を受けて安堵すると共に鳥肌が立ったのを覚えている。

さて、チームにとって主力である陽希は、二百名山一筆書きに挑戦するため、今年はいない。メンバーはどうするのか?レースができるのか?そもそも世界チャンプを決めるレースに、陽希なくしてまともに戦えるのか?来年2月にあるパタゴニアレースに焦点を合わせているイーストウインドとしては、何も11月に無理に出場することはないのでは?そこまでして費用を使うのは無駄なのでは?その資金はどうするのか?不利が重なる。

当然ながらこの大会への出場はないものだと私は思っていた。

ところが、隊長は「出場する」と決意した。どんなことになってもこのチャンスは受けると言う。「チャンスが巡ってきた時はそれを受ける。これから世界のアドベンチャーレースに挑戦したいという若者たちへの夢を築いていくのが自分の使命。マチマチ(チームトレーニング生の西井万智子)を育てていくためにも、出場しよう。ヨーキが頑張ってるんだから、俺らも頑張ろう。それがあいつの励みにもなる」

こうして隊長は「行く」を前提に動き出した。だが「どうせ行けない」と思っていた私は、その行動に納得がいかなかった。

そんな時、ある一件が起きた。

私たちの大切な友人の死だった。カッパクラブで隊長と同じ釜の飯を食っていた仲間で、独立してカヤックツアー会社を立ち上げて頑張っていた。奥様にナイショで湖用のヨットを購入し、「バレたら殺される」と笑っていた。外見は穏やかだけど、内面は熱い人だった。そしてアキラとあまり変わらない年齢の一人娘を、彼はこの上なく可愛がっていた。病魔と闘った末のことだった。

冷たくなった彼が自宅に戻って対面した時、彼がどんなに辛くて長い闘いをしてきたかが伺えた。「お帰り。お疲れ様でした。よく頑張ったね」もう目を覚まさないと知りつつ、彼に話しかけた。と、その時、彼が語りかけてくれるようだった。「やれる時に、やりたいことをやった方がいい」と。

その彼の言葉に背を押された。隊長も47歳になる。今後、何年現役でいられるかわからない。大好きなアドベンチャーレースを続けられるうちは、打ち込ませてあげたい。私がすべきことは、全力でサポートすること。

お金はどうにかなる。生活もどうにかなる。いや、どうにかする。私がどうにかする。もう迷いはない。反対することもない。躊躇もない。やろう。

そう決めた時、眠ったままの友人が、小声で「おう」ってハニカんだ気がした。いつもの彼の顔だった。

まずはヨーキの代わりとなるメンバー探しから始まった。それまでの実績はもちろん、家族や会社からの理解、資金面と条件は厳しい。私たちは幾人かの名前を挙げながら、知り合いにも相談した。

そして、高濱康弘くんがメンバーとして参戦してくれることとなった。国内のレースはいくつか経験しているし、何よりレースに対する姿勢がストイックであるところがイーストウインドに合致する。こうして隊長、ヤマキー、マチマチ、高濱くんの4人で出場することとなった。

「今回の大会出場はより厳しい新たな挑戦になります。正規メンバーの陽希の不参加。高濱、西井の2名は海外アドベンチャーレース初出場と不利な条件があることは否めません。しかしながら、新たな人材育成もチームの課題として必須であり、避けて通れないステップであると認識しています。

また、どんな条件下でもチームイーストウインドの戦い方、スピリッツの体現をしたいと思います。

チームとして不十分さがあるほど厳しく苦しいレースになることを自覚し、最後まで諦めることなく地獄の苦しみを味わい尽くしたいと思います。

正直、上位入賞を目指す状況ではありませんが、違った戦いを精一杯やり遂げる決意ですので、応援のほどをよろしくお願い致します」

上記は今回のレースに出場するにあたっての隊長の言葉である。「どんな条件下でもチームイーストウインドの戦い方、スピリッツを体現する」その一文は、私がこだわっていた事が、なんとも小さく、つまらない事であったことを教えてくれた。

人は、その生命を全うする間に、それぞれ役目や行うべきものがある。それが数値になったり、お金に換算されたりと、いわゆる富や名声であれば他人に理解し易いのかもしれないが、本来のその人の生きる道や大義は、何を持っても測れない。

隊長とアドベンチャーレースは、私が想っている以上に大義があるのかもしれない。隊長がアドベンチャーレースを通して、その大義を果たそうとするように、私は、私自身の大義を果たすこととする。



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posted by Sue at 09:04| Comment(0) | 悪妻のボヤキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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