2011年07月05日

怒りの本質

「敵は外部になし。本当の敵は内部にある憎悪、嫉妬、怒りにあり。この敵に打ち勝てば仏に近づく。打ち勝つのは智恵のみ」ダライラマ14世の言葉である。

ここで言う「智恵」とは「心の本質を理解すること」。

気が短い自分と呑気な隊長。いつもカッカッしている私を隊長は「どうしてそんな事で怒るの?」とあっけらかんとしている。またその言い方に「どうして私の気持ちはわかってくれないの?」ってな具合で腹が立つ。よろしくないねぇ。

そこで実際に自分の怒りのパターンを掘り下げてみた。思い出すと腹の立つことをあえて思い出してみる。

面白いことを発見。怒りや憎悪はパターンが決まっている。私の場合は自分の無能さと直面した時に発生する。「お前はダメだ」と言われているように思えてくることが怒りになるのだ。

例えば大きな大きな仕事を賭けたプレゼンで、自分なりにとてもよくできたと評価する。が、突然、横からライバル会社が現れ、もっと安い金額を提示してその仕事を請け負うことになる。上司からは「ちゃんとプレゼンしたのか?」「どうしてもっと攻めなかったんだ」などなど突かれる。

何を言われても負けは負け。なんて自分は無能なんだ・・・。でも自分はできる限りの事をした。時間もかけて資料を作った。横から突然入り込んだアイツが悪い・・・と、ライバル会社に憎悪を抱く。そしてここまで頑張ったのに「お疲れ様」ひとつ言えない上司にも憎悪を抱く。

しかし、この場合、誰が悪いワケでもない。ライバル会社も当然の事をしただけ。上司もその上司に「ちゃんと教育してるのか?」なんてお小言を言われて謝るのだ。

ただ自分の中では処理できていない。だから次にも進めない。ここまで一所懸命にやったんだから「わかって!」と発信する気持ちがエネルギーとなって、その人たちに対する怒りや憎悪になる。

要するに甘ったれの私は「誰か私を褒めて」と訴えているだけのこと。でも、これに打ち勝つのは相当時間も掛かるし、並大抵なことじゃない。到底、私は仏に近づけないな、こりゃ。

だた怒りの本質が分かれば、娘には同じ思いをさせないように気をつけようと思う。

人によって怒りや憎悪のパターンは異なる。しかしそのエネルギーは凄まじいもので、時にはそれが殺人になり、時には戦争になる。

今後、カーッときたら、まずは怒りの本質を突き詰めてみようと思う。そこでこのパターンに入ったら自分を褒めるようにしてみよう。結局、自分の頑張りなんて人様より自分が一番分かっているのだから。

あ~そんなワケわかんない事を考える時間があるなら、さっさとやれよ、ファミアドの準備! → 私
posted by Sue at 15:18| Comment(6) | TrackBack(0) | 干物女の行水 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スーさん、そんな気が短いことないようなって思ったら、腹立つのは、自分の動きに対してが主なんですね。それなら、全然良いのでは?

ぼくもそんなこと多々あり。それが仕舞いには人に向かってしまったり。。。感情のコントロールって難しいですよね。
Posted by マー坊 at 2011年07月05日 19:06
いい言葉ですね。ダライラマの言葉
ありがたいです。
自分を褒めてあげて受け入れてあげると、きっと怒る事も少なくなると思います。
そういう私も、できないんですが ^^;
こうやって成長していくのですね~ 
Posted by つじっこ at 2011年07月05日 23:00
いや〜Sueさん、ありがとうございます。

自分も最近イライラしていて、自分を見つめることを忘れてました。イライラは、自分の内なるところから出てるんですもんね。患者さんは、そんな人に鍼やら灸やらされたくないですよね。自分自身の気もコントロールできないのに良い治療家にはなれません。

今日は、ある方にもらった「人に勝より自分に勝て」と書いたTシャツを着て学校行ってきます。
Posted by とみ at 2011年07月06日 07:36
マー坊
その自分の動きに対しての怒りが、徐々に人に対する怒りに変わる事も。でもってそれに向き合うってのは結構勇気が要りますよね。自分の嫌な過去とかを見つめなおすことにもなるもん。でもそれができると、子育てのキーが見えてくるかもですね。
Posted by Sue at 2011年07月06日 09:45
つじっこさん
その通り!自分自身を褒めることって、意外と大切なんです。でも実は追い込むことの方が簡単だったりもしません?
夜寝る前とかに「今日、これできた」「今日、こんな事して人に喜んでもらった」みたいな事を思うのもいいかもですね。
Posted by Sue at 2011年07月06日 09:47
とみくん
最大のライバルというのは自分自身であると、ある本にありました。技術やらお勉強やらは結果が成績がつくから、他人との戦いにも思えるけど、実はすべて自分との戦いだそうです。人はみな煩悩を持つ。でも自分の煩悩に勝てば、それだけの結果が出てくるって。
Posted by Sue at 2011年07月06日 09:49
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