2011年09月20日

幸せの原点

情けないほど煩悩ばかりで、人間的に成長しきれていない自分を反省。こんな欲望ばかりの私は子どもを育てている事自体、大丈夫なのだろうか?

だからだろうか。私の場合、子どもに教えられる事が多い。神様は私に「もっと成長しなさい!」と戒めるために徳(アキラ)を与えてくれたのかもしれない。

子どもは意味があってこの世に誕生する。どの子どもも「神の子」。徳もまた然り。私たちは「徳」と言う神の子を授かって、育てている。いや、私自身が神の子に育てられていると言っても過言ではない。

「子どもは親を選べない」と言うが、私は、その親の子として、生の意味を持って、望んで、生まれてきていると思っている。だからこそ、子どもは親が自分の所有物として好きなように扱っていいのではなく、神の子として、みんなで育てていく、言わば「宝」である、と思っている。

そもそもウチに下りて来た神の子の徳は、高齢(当時の私)での出産にはリスクを伴う事を承知の上だったはず。しかもアドベンチャーレーサーなんて何だかよく分からない職業で、経済的にだって恵まれていない。そんな状況をよく選んだものだと感心する。

最初からそんな「ある種の負」を背負う事を覚悟で天から下りて来た子なのである。だから私たち夫婦は、それに応えるべく徳を精一杯育てている。

それでもうまくいかない事は多い。2歳で入院だってした。感情のままに怒りもする。食事の支度が面倒だって思うときは出来合いの物を出す。こんな出来損ないの母親であれど、徳は「おかーさん、おかーさん」と慕ってくれている。徳がいてくれる事によって、それまでには無かった自分の存在価値を見出すことができた。



先日、我が家で「カッパクラブ女祭 in 居酒屋たなか」を開催。カッパクラブの女性スタッフ、ガイドの奥様たちが集い、ウチでささやかな飲み会をした。

最近、広い家に移りたいと願っている私にとって「こんな狭い部屋だし、片付いてないし、食事もどれほど作っていいか分からないし、大丈夫かな?」と心配もしたけど、狭くても案外入るもので、9人ものお客様と我が家3人とで、楽しい時間を過ごすことができた。

「これだけの人たちが集ってくれる我が家。悪くないね」そう思えてきた(でも深夜まで声を出しても大丈夫な所に移りたいな~)。

「不幸の数ではなく、幸せの数を数えてみる」
何かの本にそんな事が書かれているのを思い出す。

アドベンチャーレースというマイナーな競技を生業としている私たち夫婦。今や空前のブームとなっているトレイルラン人口には追いつけない。協賛も「メリットがあまりないから」と追い払われる事もある。

それでも「田中正人の下でイーストウインドとしてレースがしたい」と門戸を叩いてくれた若者がいる。私たちを信じて共に苦労を重ね、一緒に世界の舞台に立つヨーキ、クラッチ、ワッキー。

そんな環境を支援してくれるカッパクラブのみんな、みなかみ町の友人たち、ずっとずっと応援し続けてくれる昔からの友人たち、そして肩書きなどの垣根を越えたアウトドアの仲間たち。

メリットが無い中、それでも温かく支援をしてくれる応援企業。

狭いながらも「こんばんわ~」と我が家に遊びに来てくれる、楽しくて温かい仲間たち。

裕福な家庭でもないけど、すくすくと優しく育ってくれている徳。そして私たちのわがままを許し、常に支えてくれる家族。

そして徳に「がんばってるよ」と胸を張って言える今の仕事。続けられる今の環境。

ほらね、周りには感謝すべきことはたくさんあるんだよね。

東日本大震災で被災された人から言われた言葉が胸に刻まれる。
「まだ自分は生きているからいい。近所にはもっと辛い目に遭っている人がたくさんいる。その人を優先してください」
自分の身に起きた事は、悲しみを越えた天を恨みたくなるほどの惨い出来事である。それを「生きている事」と幸福を数える。

彼女は身を持って煩悩だらけの私に教えてくれた。彼女が菩薩のように見えた。

自分に無い物を欲しがって、手にしていく事よりも、今ある物に感謝して大切にしていく事。もしかしたらそれが幸せの原点なのかもしれない。
posted by Sue at 15:22| Comment(6) | TrackBack(0) | 干物女の行水 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
居酒屋田中。
もはや想像しまくって私の中では桃源郷のようになってます。
Posted by たいすけ at 2011年09月20日 17:29
子供がいるだけ幸せだと思うよ。いまや、できない人は凄く多い、出産も命がけ無事に生まれる確率も低い、生まれてからも生きて行くのが大変。可能性からしてアキラはとても幸せな1人だと思う。その母親になれたことも相当な幸せものだと思う。
でもね、教えられている。は凄く大事だと思うよ!100%頑張るSUEにとっては教えがまだまだだね!!成長期のSUEさんにエールを送るよ!
がんばれ!!ほっほっ!!
Posted by ねぇさん at 2011年09月20日 20:53
徳が『「ある種の負」を背負う事を覚悟』があったかどうかは知りませんが・・・Sueさんと田中さんの間に生まれた徳は経済面とは別の面で、とっても“恵まれている”子だと思います。こんなに愛情を受けて育っていれば、いい子に育ち、将来は立派な馬に・・・失敬!・・・人間になるでしょう!

俺はキリスト教の幼稚園に通って、中学まで教会に行ってた割りに“神様のおぼしめしが・・・”とか、神の意思がどうとかは良く分かりません。
でも、よく“おかあさん1歳”とか言うよね?
人間なんて、所詮、自分達が思ってるほど賢くないと思います。体験学習しないと中々身につかないし・・・。
子育ても一緒なんじゃないかな?子供と一緒に“親”として成長していく。
子供から学ぶ事が出来る人なら、親の資格があると思う。

未だに、独り身の俺が何を言っても説得力はあまり無いと思いますが・・・独りだから色々と考えたりもするんだよね。


この前の“居酒屋田中”は参加できなくて残念でしたが、次回は必ず!
Posted by UG at 2011年09月21日 10:06
たいすけさん
「桃源郷」ですかぁ・・・(笑)。カッパクラブの社長婦人はウチで飲むたびに「酒池肉林 万歳!」と言ってます。ある意味での桃源郷かも。
Posted by Sue at 2011年09月24日 11:26
ねぇさん
「その母親になれたことも相当な幸せものだと思う」
ありがとう。そうですよね~。ずっと子どもができなかったゆえ、あきらめかけていた時の子だから、大切にしていかなくちゃ。ファミアドのときはねーさんにいつもいつもお世話になってて・・・徳はねぇさんが大好きですよ。クマちゃんのぬいぐるみ、いつも抱えて寝てます!
Posted by Sue at 2011年09月24日 18:49
UG
「未だに、独り身の俺が何を言っても説得力はあまり無いと思いますが」そんな事は絶対にないです。
私はどれだけ多くの人にいろんなことを教わったことか!しかもその中には独身だってたくさんいますよ。
今度は是非、居酒屋たなかに来てね!
Posted by Sue at 2011年09月24日 18:54
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