2018年05月22日

Expedition Africa 2018

南アフリカのケープタウンで開催されているアドベンチャーレース「Expedition Africa」。イーストウインドはそのレースに出場し、今、まさに苦闘の真最中である。

この大会に出場するにあたり、海外レースが初めてなのはもちろん、国内のレースも出場経験もほとんどない安田光輝(キラリン)と米元瑛(ヨネ)を起用。
ここに紅一点の西井万智子(マチマチ)。今回はマチマチにリーダーを任せた。イーストウインド始まって初の隊長以外のキャプテンである。

実は今大会のメンバー編成にあたり、隊長と幾度も幾度も相談をした。

キラリンは昨年からトレーニング生としてカッパクラブにやってきた。正直、器用ではないが、真面目にコツコツと積み上げていくタイプだ。学生時代は山岳部だったキラリンだが、川の事は未経験。アドベンチャーレースをやりたくて、勤務していた会社を辞め、イチからリバーガイドの修行を始めた。海外レースに出るにはまだスキルが完全ではない。しかし、ともかくひた向きに頑張る。未来に向かって一所懸命だ。こういう青年はきっと伸びる。信頼もされる。

ヨネは今年4月に仕事を辞めてカッパクラブにやってきた。子どもの時からアドベンチャーレースで世界の舞台に立つことが夢だった。学生時代はレースラフティングをやっていたこともあり、川に関してはキラリンよりも経験がある。彼のことを何も知らない私たちにとっても、イチカバチカだ。面接に来た日に「5月に南アフリカのレースに行くから」と伝えた。子どもの頃の夢が目の前にある。驚いていたが、気合も入った。そこから一カ月半、日々トレーニングに励んだ。

そして今年4月にトレーニング生を卒業したマチマチ。初めて海外レースに出たときは自転車に乗りながら泣いていた。そこから幾度もレース経験を重ね、体力もメンタルもずいぶん強くなった。隊長から「今回はマチマチをリーダーにしたいと思う」と言われた時、少し驚いたが大賛成をした。最初は受け身だったが、今では積極性が出たマチマチ。リーダーとして人を引っ張る役割を担うことは、彼女を確固たるものへと導くはずだ。

今回、マチマチもキラリンもヨネも20代。そしてマチマチ以外はレース経験が皆無に等しい。しかし、誰でも「初めて」はある。タイミングを計っていたら、彼らにとっての好機を逃すかもしれない。彼らにチャンスをあげたい。


隊長は、アドベンチャーレースに出会い、熱意があれば人を動かすことができるという事を学んだ。今の科学を駆使してもコントロールできない自然の偉大さ・素晴らしさ・脅威を学んだ。エゴがむき出しになる人間関係から本当の自分・仲間との絆が生まれる瞬間を学んだ。今度はそれを伝えていく(その機会を与える)番だ。

隊長はよく言っている。
「アドベンチャーレースを始めた頃は体力や技術があれば勝てると思った。だから人一倍トレーニングをした。荒れた海にカヤックで出ても技術があれば乗り越えられると思った。でも体力があった最初の頃の方がリタイヤが多かった。
わかってなかった、自然の法則に従うことが大切だったってことを。
自然の力を利用していけるようになったらリタイヤしなくなった」

20代の3人もこれが解るには、もう少し時間がかかるかもしれない。時には痛い目に遭うこともあるだろう。今がまさにそのチャンスである。

大会は今日で3日目を迎える。他のチームもここまで不眠不休で進んでいる。そろそろ疲れが出てくる頃だ。そして一番厄介な睡魔とエゴが出始める。同じ年頃であれば互いに意見をぶつけやすい。ここからだよ、キミたちが最も尊い事を学ぶのは。

一回り大きくなって帰ってくることを期待している。

だから、がんばれ! 超がんばれ!!


posted by Sue at 11:18| Comment(0) | 悪妻のボヤキ | 更新情報をチェックする
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