2016年04月29日

時は来た

隊長がチリに撮影の仕事に行った時のこと。現地でのスタッフ間のやりとりの手段は、もっぱらスマホだったらしい。搭載された位置ソフトが、かなり有効活用されたとか。ガラケー愛用の隊長は連絡に遅れを取り、皆様に迷惑をかけた事を後悔していた。いよいよ隊長も、スマホを持たねば仕事に支障をきたすようになった。

チリから帰国して1週間後にナミビアに行くことになっていた隊長。
「時は来た」
と言い出した。始まった。はいはい、欲しいのね、スマホ。しかし、自分だけ替えるとなると私が不機嫌になることを察知してか、
「あ、Sueさんのも替えよう」
って。気を使って言ってるんだろうけど、なんだか私のスマホ切替は「オマケ的扱い」な気がしなくもない。

機械に生活を支配されたくはない、と常々思っている。たまに電車に乗れば、半分以上の人がスマホで何かを観てる。この光景が途轍もなく怖い画に思えて仕方ない。ちょっと前なら文庫本やらスポーツ新聞を8つ切りくらいに畳んで読んでたのが、今やどれも似通った端末になっている。何かに憑依されてるようで、ゾクッとする。

機械は使う側次第で善にも悪にもなる。うまく使えば、仕事の範囲も広がるし、生活も潤沢になるし、友人との交流もスムーズになる。機械に支配されるのではなく、機械を利用するのだ。よし、わかった。切替えよう。必然的に私も機械と対決する時がきたのだ。

そんなわけで、私たちは携帯電話ショップに行った。平日の昼間というのに、ショップは混んでいた。スマホ機種を選ぶのに5分。待つこと20分。切替の説明を受けること4時間弱。その間、娘はショップに陳列されたスマホやらiPadやらのサンプルでゲームをして待つ。丁寧に説明をしてくれるのは有難いが、内容の8割はチンプンカンプンだ。もう隊長にお任せ。好きにしてくれ、私の分は。
なんとかスマホを入手し、帰る頃には、娘はすっかりゲームの達人になっていた。

スマホを入手した翌日、隊長はARJS岐阜長良川大会に出向いた。私は誰にスマホの操作方法を聞けばいいのか(と言っても、隊長に聞いたところで解るわけもないけど)。そうか。この手の流行機をプロ級に操るのは女子高生だ。
ということで、近所の女子高生Aちゃんにご教示いただく。イライラ、ボケボケする私に対し、Aちゃんは優しく丁寧に使い方を教えてくれる。あぁ、この子はきっと良い嫁になる。介護も笑顔で引き受けるに違いない。今度お寿司でもごちそうするからね。あ、回ってる寿司だけど。

ご教示を一通り受けた後、気が付いたらスマホの呼び出し音が掲示されていた。しかも同じ人から幾度か。いつの間に?かけ直そうと思うのだが、なにせ時間がかかる。モタモタ。そうしているうちに、今度は違う人からかかってきた。ARJS岐阜長良川大会にいるはずのKさんからだ。そう言えば、幾度も電話をくれたSさんも岐阜にいるはず。何かあったのかな。

電話に出るや否や、Kさんが言った。
「あ、Sueさん?田中さんに代わるね」
ん?どうした?なぜ、自分の電話からかけてこない?何かあったのだろうか。レースを主催する側としては、複数の着信には敏感になる。
「あのさー、スマホの操作方をみんなに聞きまくってるんだけど、ID忘れちゃって。僕のID覚えてる?」
知らん!!他人のIDなんか覚えてる時間があったら、電話の掛け方を覚えてるっての!そんな余裕など、今の私には一切ございません。
「いや~、レースに来てるのに、スマホの取扱いでみんなを巻き込んじゃって(笑)今日一日、これで終わっちゃったよ~。はははは」
あーた、皆様に迷惑をかけないためにスマホを買ったんちゃうん?

それでもスマホ。やっとスマホ。きっと何か楽しいことが待っている。GWも近いし(連休とスマホは関係ないけど)。使っているうちにきっと慣れるさ。ラインとか、メッセンジャーとか、聞いたことしかなかったソフトが使えるし、これでママたち間の情報も後れを取らずに済む。ちょっとずつ前向きになってきたぞ。あ~、よかった、よかった。しあわせ、しあわせ~。

そんな前向きになった翌日、新聞にこんな記事があった。
『フランシスコ・ローマ法王は、バチカンのサンピエトロ広場に集まった約10万人の若者信徒らに向けて「幸せは携帯電話(スマートフォン)のアプリではない」と語り、「持つ者は幸福」という物質主義に陥らないよう呼びかけた。
その上で「幸せは携帯電話にダウンロードするアプリではない。最新版を手に入れたところで、あなた方が自由になり、大人になるのを手助けしてくれるわけではない」と述べた』

地球上に12億人の信者を持つローマ・カトリック教会の最高司祭であるローマ法王。そこいらの偉い方々と桁が違う偉大なお方というは重々承知だ。
でもね、あえて言わせていただけるのなら、勇気を持って一言だけ言わせていただきたい。
「法王様、今、それ言うかな・・・」






posted by Sue at 07:00| Comment(0) | アドベンチャーな家族 | 更新情報をチェックする

2012年04月28日

女は強し

先日、実家の父母と一緒にはままつフラワーパークに行った。初夏の花は見頃で、とても美しい。

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ここは動物園と隣接していて、両園を廻ると1日かかるほど広い。

15:00~「ライオンのお食事タイム」とあったので、獣舎に行ってみる。そこにはオスとメス別々に部屋があり、各部屋には15キロくらいの生肉がゴロッと置かれていた。これをガッツくところを間近で見られるシステムになっている。

いよいよお待ちかねのお食事時間。係員が外と部屋の鉄製の仕切り版を開ける準備に入った。ライオンちゃんたちも心得たもので鉄の仕切り版をドンドンとものすごい音でたたいている。そりゃ、動物園にいて何が楽しいかって、食事時間ほど楽しみなものはないだろう。それがモチベーションで生きている。

まずはメスライオンのお部屋の扉が開いた。そこに文字通り獲物を目の前にした猛獣が現れた。

ところが!!!!

何故だか、オスライオンもつられて入ってきてしまった。入った瞬間に鉄の扉は封鎖。外に出られないようになっている。

「あかん!部屋、まちがえてしもた!!」そう思ったのか、オスライオンは踵を返して扉をガンガンと叩き出した。「出して~な~」。当人は必死だろうが、めちゃくちゃ面白い。

しかし一度閉まった扉はなかなか開かない。(係員さん、どうして開けなかったのかな?)目の前ではメスライオンは実にうまそうに生肉をがっつく。

それをチラリと横目で見て、なおも必死に扉を叩くオスライオン。「頼むわ、あけ~て~」

しかしオスライオンはメスライオンのエサを取ろうとしない。というか、一度、試みたが「ウリャッ
!何すんねん!!!」みたいにメスライオンが反撃しかけたため、オスライオンは「ご、ご、ごめんちゃい」みたいにシュンとしてまた扉を叩く。

気の毒に・・・

それを見た4歳の娘が言う。「おとうちゃんライオン、かわいそうだねぇ。おかあちゃんライオン、こわいねぇ。半分こ、すればいいのにねぇ」。

そうそう。そうやって困っている人に自分の物を差し出すという慈悲深い心が大切よ。

「あのライオンってさ、おとうちゃんがプリンを食べてるのを見て、おかあちゃんが『あたしのだっ!』って怒ったときと同じだね」

絶句。気をつけよう。

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2012年04月27日

コースディレクターは大変!?

レースのコース調査は大変な作業である。

道なき道を、どこまで行けるか、どのルートだったら安全に楽しめるか。ARはすべてコースディレクターの腕ひとつで決まると言っても過言ではない。

藪や直登ルートだって少しはなくては、困難なことを越えた時の達成感は味わえないし、気持ちのよいシングルトラックや一眺できる景色も頑張ったご褒美として欲しい。

チーム経験値によっては辿り着く力量も異なるゆえ、出来る限り多くの選手に楽しんでもらえるようなルート設定が必要。すべてを加味して1日で終結するコース設定は、想像以上に大変な作業なのだ。そして今期のARJS南信州大会では隊長がコースディレクターを請け負う。選手のために、南信州の美しい山の中を思う存分に駆け回り、ベストコースを探し出している。

コースディレクターは大変な職務であることは、私もよ~~~~く理解している。
理解していますがね、「この道はどこまで続いているのかな?」と気になるのは、分かりますがね。
そんな“道なき道”を探すのに、だよ。
なにもハイエースで行くことはないでしょう。

「突っ込みすぎて、出れなくなってしまいました・・・」と、隊長から陽も暮れる頃に電話が入った。

どうやら回転もできない細い山道で、無理に回転したらしく、切り株にドッカ~ン。「マフラーが取れちゃいました・・・」どんどん声が小さくなる隊長。

私に電話せずにJAFに電話せい!
「JAFもこんな山道には入れないだろうし、ここの位置をうまく説明できません・・・」だとぉぉ??
終わったね。あーた、アドベンチャーレーサーなんだから、なんとか出てきなさい。

皆様、この連休中、色々なところに遊びにいく予定でしょう。どうぞ、JAFが入ってこれないような山奥に車で行くことだけは止めてください。

ファミリーアドベンチャーのエントリー開始は6月1日より

2012年03月15日

その走力でTDLを駆け回れ!

娘の誕生日祝いに、家族で東京ディズニーランド(TDL)に行ってきた。

TDLにあまりにも似合わない隊長。なんたってザックにはコンパスがついてるもの。何に使うのよ、それ!?

しかし、その走力と持久力があれば、広大な園内を縦横無尽に駆け回ってファーストパス(アトラクションを待たずに乗れるチケット)をゲットできる!こういう時にこそ、その無駄に余った体力を使うべし。

というわけで、父ちゃんの有り余る体力のお蔭で、とても楽しい家族旅行でした。ありがとう。


アドベンチャーレーサー田中正人は世界2位だけど、父ちゃんとしてダントツで世界1位だね。

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2012年02月06日

男のロマン~挑戦編~

チームイーストウインドは昨日、無事に成田を出発した。

出発前日、カッパクラブにて壮行会。積雪の中、たくさんの人が集まってくれた。行く予定だったが「誰もこどもがいないなら行きたくない」と大人だけの飲み会に出席することをつまらないと予想できるようになった娘。近未来を予測できる年齢になったなぁ、とこんな時に感じる。

でもって毎週金曜日はとても楽しみにしている「ドラえもんとくれよんしんちゃん見たい」という彼女のたっての希望で私たちは不参加とした。今回はマネージャーという立場より、母親の立場を選んだ(ってか、私がドラえもんとクレヨンしんちゃんを好きって事もあるけど)。

さて壮行会には大勢の人が来てくれたのはいいが、雪で真っ白の駐車場は、車を停めるスペースが問題!?後から来た人は不利になる。ゆえにカッパスタッフが出席者の車を移動。

軌道に乗ってきたのか、じゃんじゃん移動するスタッフ。すでに出発のためレース装備満載の隊長車も移動された。が、だ。

どうやらぶつけてしまったらしく、前ライトがガッツリと破損。しかし修理はもちろん、代車の手配をしている時間もない。ひとまず動くから、それで成田まで行くことにした。

深夜、前欠車で帰宅した隊長。「Sueさんが出やすいように」と優しいお心遣いか、前欠車で圧雪開始。ブイブイ圧雪。

ブイブイやるのはいいが、隣の駐車スペース(私の愛車ジムニちゃん=愛称『ロドリゲス』の寝床)まで進入。ロドリゲス脇をギリギリまで攻めて、とうとう接触。ロドリゲス、前破損。当然、隊長車の前欠車は後ろも欠けた。

翌朝、隊長が「悲報です。ロドリゲスをやってしまいました」と消えそうな声でゲロる。きっとまた無理に圧雪してたのだろうとピンと来た。怒りがふわ~~~っと湧き上がり、ついつい「だからあれほど無理に圧雪しなくていいって言ったでしょ!」克っ。

なんで男ってのはあーゆー微妙な線を行く技が好きなのか?どこまで攻められるか不思議に思う(ウチの旦那だけだろうか???)。

ただの挑戦欲?それともまたしても男のロマン? 
いずれにせよ、元ドリフト族だった隊長にしてみたら、ギリギリまで攻めることにロマンを感じ、接触した時点でプライドが傷つくのだろう。

それを嫁に話せば、プライドが傷つくなんてもんじゃなく、精神的にもズタズタになるほどの火炎放射攻撃が待っていることくらい、想像つくだろう。それをちゃんと話しただけでも隊長はまだ勇気がある方かも(笑)。

「これも男のロマンなんだから、仕方ないか~」といつものように、自分をなだめて、落ち着かせる。怒っていても始らない。とりあえずロドリゲスは修理屋さんに直行。

それにしても男のロマンって何なのよ?よく理解できないまま、隊長たちはLAに飛んでしまった(LAではサンチアゴ行きの便が送れて13時間待ちなそうな)。

これからもっともっと理解しかねる「男のロマン」が幕を開ける。あ、ワッキーもいたっけ(笑)


2011年11月23日

X-Adventure準備

X-Adventureの準備が佳境。

未明まで隊長とヨーキと3人でマニュアルや地図の作成。途中で「あ、開会式と閉会式の式次第、作らなくちゃ・・・・」と思い出すようにプツプツと仕事が出てくる。

式次第かぁ。誰にMCをお願いしなくちゃ。

開会宣言、大会実行委員長あいさつ、来賓祝辞・・・・う~ん、どうせだから入れちゃおうかな、国歌斉唱。

「それでは皆様を代表いたしまして私が歌います」と書いておけば、きっとMCが歌ってくれるだろう。

真夜中越えるとどうでもいい事までを記入してしまうなぁ。

2011年11月16日

ちゅうりっぷ

保育園お迎えの帰りの車の中でのこと。

お気に入りの音楽を聴きながら帰るのが慣例なのだが、たまたまこの日はi-Podの充電切れ。
娘「じゃ~おかあさん、歌ってよ」
私「いいよ~。何がいい?おかあさん、レパートリーは多彩だよん」
娘「ちゅうりっぷ!」
私「OK!では僭越ながら・・・ ぐ~~~んかんマ~~~チにぃぃぃ  さそ~われてぇぇぇぇ」

※元歌


最初はポカ~~~ンだった娘も、そのうちに「開け開け ぱっと開けぇぇぇ ちゅ~~りっぷ~~~」ときたもんだ。


2011年10月17日

アイドル

パタゴニア世界の果ての冒険レースのDVD発売イベントは無事に終了。離れたところでじっと聞いていると面白いことがたくさん見えてくるものです。詳細は後日書くとして…。

最後にDVDをお買い上げの皆様、ありがとうございました。イーストウインドの4人がお買い上げいただいたDVDにサインをしている姿、なんだかくすぐったい思いで見ておりました。

「記念撮影してもいいですか?」「サインいいですか?」おおおお、アイドルみたいじゃん。いいですね~。

数年前のことを思い出す。
トレラン会場で鏑木さんと会って立ち話中に、どなたか隊長に「写真、いいですか?」って声かけてきた人あり。

あら、すごいじゃない、と思いきや、その人はカメラを隊長に託して、鏑木さんの横に行き、「はい、撮ってもいいですよ~」。うっしっし。カメラマン頼まれたのかぁ。それから、何人もの人にカメラマンをお願いされてたっけ。

隊長も「念のためにもう1枚撮りますよ~」とか「もう少し真ん中に入ってくださ~い」なんてご丁寧に撮影。笑えたな~。

あ、あ、あたしだって声かけらるわよ。今日だってわざわざウチにまで押しかけて「不要な金やプラチナないですか?今、お買取りしてるんです」っておじさんが来たもの。

ちなみに「そんなもの、私がほしいです」って言ったら、さっさと帰っていきましたが。

そんなんばっかしやん。

2011年08月29日

ヨーキったら・・・

イーストウインドの若手ホープ、ヨーキ。
やるときはやります!が、時折、やられます。



GOB=Guide Out of Boat
ガイド落水

2011年08月23日

実生活もアドベンチャー!?

昨日、ツイッターにてこんな事をつぶやいてみました。

『保育園バスを待っている最中に娘が「おしっこ」と言い出したっ(怒)
雨だし、保育園バス来るし、「出ちゃう」って言うし、お昼寝用の布団抱えてるし・・・。
ど~したらいいのさっ!?』


『走ってウチに帰り、用足し中に走ってバスまで行って事情を伝えて待っててもらい、走ってウチにもどって娘を連れて、走ってバスまで行って乗せました。死ぬかと思いました。』

そしたらあるお世話になっている方から、こんな返信が来ました。

『TVで田中さんが予想もつかないアクシデントが次から次へと起こってくる。それを乗り越えるのがおもしろいと言っていたのを思い出しました』

ひょえ~~~

2011年03月28日

自転車の乗降技術の大名人

何気にテレビを点したら3年B組金八先生ファイナルを放送していた。過去放送した生徒役の人たちがどんどん出てきて、時の流れを感じながら見ていた。

私はシーズン1と2はよく見ていた記憶があるが、それ以降はほとんど見ていない。と言うかそのシーズンの出演者たちは見覚えがあるから、恐らく見ていたのだろうと思う。隊長も同じ事を言っていた。同世代の人と結婚すると、こういう話は共通する。

中には普通のおじさんやおばさんになっちゃった人もいて「もし今クラス会に行ったら、みんなこんな感じなのかな」と安易に想像がつくのが寂しい。

隊長に「一番印象にある人は?」と言う質問を互いに投げかけてみる。隊長はあまりないようだったが、私は何と言ってもお巡りさん(大森巡査とか言う名前だったような)。いつも自転車に乗って巡回してたっけ。で、期待通り自分の事を「本官は…」と言う。裏切らないなぁ(感涙)。

しかも生徒が「やっべ~!」とか言いながら走って逃げるのを自転車で追いかけるのだが、普通に考えれば、足の遅い生徒にはすぐに追いつく。それを大森巡査役の人は「おい、待ちなさい!こらっ!」とか言いながら追いつけないよう、ゆっくりのペースで自転車を立ち漕ぎする。あれ、絶対に難しいです。

最も尊敬できるシーンは自転車での転倒。「おい、こら、あっ!」などと焦る台詞を言いながらハンドルをフラフラさせながら転倒。あれはそう簡単にできるものであはない。大森巡査は熟練のコケ技を発揮している。ベテランの域である。

そんな事を隊長相手に熱弁すると「あの人、きっと高橋レーシングさんの人だよ」って。なるほど~。そこから高橋レーシングさんのすごさを隊長が熱弁。

昨晩は大森巡査で大盛り上がりでした。

おしまい

2011年02月17日

閑話 動物園

愛知に戻ってきてからというもの、あまり娘を遠出に連れ出してやれていなかった。
いつも近所の公園じゃ可哀想と、父母が「動物園に行こう」と計画をしてくれた。今日はその日だった。

春先を思わせる今日の名古屋。平日ともあり、親子連れは多かったものの、大型動物園は空いていた。

コアラ、ゾウ、カバ、ライオン、トラ、キリン、オラウータン・・・・娘はおおはしゃぎ。2歳にしてあの広大な動植物園をよく歩いたものだ。楽しくて歩くのも苦にならなかったみたい。とても楽しかったのがストレートに分かる。

夜、本日のおさらいをしてみた。

私「クマさんが食べていたものは何だったでしょうか?」
娘「キャビチュ(キャベツ)と、さちゅも(さつまいも)!」
私「正解!じゃ、アシカさんが食べてたものは?」
娘「おさかなさん!」
私「正解!じゃ、オラウータンは何して遊んでた?」
娘「ボールごっこ!」
私「正解!じゃ、ライオンは男の子(オス)と女の子(メス)がいたけど、どっちが男の子だってお母さん言ったか覚えてる?」(「髪の毛(たてがみ)」がついているのが男の子と教えました)
娘「ついてるほう!!!」

まぁ正解と言えば正解なのだが・・・

2010年12月13日

久しぶりのカット

義姉がアキラを診ててくれるというので、念願だった散髪に行きたくて、義姉が行く美容院を予約してもらった。

日曜日の散髪屋さんは混んでいる。
ウチの旦那は1000円カットだってのに、最近は男性客も美容院に行くようで、この美容院は私以外はみんな男性。ってかおっさんばかり。しかも店頭には赤・青・白のクリクリと回る理容店特有の置物がある。これっておっさんの行く理髪店なんじゃ・・・?なんだかちょっと恥ずかしい。

以下は、どんな髪型にするとか何も考えずに急いで行った私と美容師さんとの会話。
※美容師(以下 美)

美「今日はどうしますか?」
私「カットしてください」
美「どんな風に?」
私「え~っと・・・ノープランですが・・・半年くらいは美容院に行かなくても大丈夫くらいにしてください」
美「(苦笑)なんとなくこんなイメージってのはないですか?なんとなくでもいいのですが」

なんとなくのイメージでカットできるなんて、すごいもんだなぁ。

私「う~ん(しばらく考えて)・・・じゃ、X-ファイルのFBIの女の人で」
美「エ、エ、エクスファイル????かぁ・・・・う~ん(考え込む)」
私「イメージでいいんですが」
美「X-ファイルは分かるんですが、FBIのとかはよくワカリマセン」
私「じゃ、X-ファイルにしてください」
美「え?余計にわからん・・・」
私「ミュータントカットということで」

お手上げの美容師さんはへースタイル雑誌を持ち出し、適当なページを開いて「この辺りでどうでしょう?似てますか?」
似てるかと言われれば似てるかもしれないけど、何せ顔が違うのでイメージが沸かない。

最後は投げやり「まぁいいや」の心境。
私「はい、これです」

途中で隣にお客さんが来た。もちろんおじさん。

私を担当していた美容師さんが「ちょっと失礼します」と横にずれ、おじさんに「今日はどうしますか?」と毎度の質問をすると、おじさんは「最近、頭にケガをしてそこだけ毛がないんで、隠して欲しいんです。それとテッペンも禿げてきたんで、そこも隠してください」と応える。

美容師さんは「なるほど。わかりました」と応える。

この美容院が混むのが分かる気がする。だって「X-ファイルにしろ」だの「ハゲを隠せ」だの、そんな面倒なお客さんに対して頑張って応えようとしてるんだもの。

で、私の出来栄えといえば・・・・
決してX-ファイルのFBIの人には似てないけど、不満はないから合格である。

帰宅してきた隊長に短くなった髪を見せ、何か言われる前に「これ、X-ファイルカット!」と自慢してやった。

もちろん「X-ファイルでファイルされる地球外生物じゃなくて、FBIの人だからね」と念押ししたのは言うまでもない。

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2010年12月10日

アドベンチャーレースへのデビュー

来年の3月で産休が終わる。

え?誰のって?
私のですよ。私、ただいま産休中。うふっ

来年の3月で徳は3歳になる。「子どもが3歳になるまではお仕事は一旦中断します」と公言したけど、なんだかバタバタ動いていたような気もする。

娘も3歳になることだし、ここらで二人でアドベンチャーレース出場に向けてトレーニングでもしようかな。

娘は出場可能になるまでまだ15年くらいあるけど、私は参加するには充分に熟した年齢だし。

隊長に「来年からトレーニングしてレースに出ようかな。誰か一緒に組んでくれる人いないかなぁ。私を引っ張っていってくれる人」と聞いてみた。

トレーニングやレースに出るのには何も言わなかったが「スーさんと一緒に出るのはちょっと・・・スーさんと出るのは難しいよ」とポツリ。「それってミヤウチとかと同じ意味での『難しい』ってこと?」と恐る恐る聞いてみたら「ちょっと違う方向の『難しい』だよ」。

どういう意味の「難しい」なのよ!?

そりゃね、
「こんな坂、無理、無理!引っ張って~~~」とか
「車ピックしようよ」とか
「食料ちょうだい。あ、安い菓子はいやよ」とか
「水ないの?ボルヴィックね。ボルヴィック!」とか
(自分はナビしないくせに)「ナビ、間違ってるんじゃないのぉ?」とか
「MTB、重いから担いでよ」とか・・・

それくらいは言うかもしれないけど、基本的に難しくないと思うんだけどなぁ・・・・





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2010年12月06日

ツイッター

自分で言うのもなんだか、割とマメに文章を書く方だ。しかしツイッターだけはどうにも苦手。

でも今年の流行語大賞にもノミネートされたくらいだもの、やはり使わないと時代に乗り遅れてしまうかも・・・・。

ってなわけで、遅れを取らないように隊長とツイッター的会話をしてみる。

「もう徳を迎えに行く時間だ!? なう」
「あっと言う間だ~~~! なう」
「洗濯物、さっさと取り込んでおこう なう」

こういう使い方で合ってるんでしょうかねぇ? なう

2010年10月27日

微妙な差異ですがまったく違います

いまだに

kamei.bmp
この人の顔 と

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この人の顔 の

違いが分からないように、

娘が「あ!アンパンマン号だ!!乗りたいな~」と叫ぶのを

北からいらっしゃる「あ!万景峰号(マンギョンボンゴウ)だ!!乗りたいな~」と

聞き間違えてドキッとしてしまう・・・。

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2010年10月06日

おばちゃん

娘を保育園に送った帰り、交差点を右折するために正面から来る車を待つ。路線バスがパッシングを送ってくれたので慌てて右折行動に入る。お礼にこちらもパッシング!かっこよくパッシングを決めるつもりが、なぜだかワイパーがブイ~ンブイ~ンと顔の前を行き来・・・ア~~~レ~~~???

スーパーでお買い物。ちょっとイケてるお兄さんのいるレジで財布を出すとき、かばんからアメがポロリ。「あ、あめちゃん!」とついつい声が!

「ちょっと多いかな」と思いながらもドッサリと煮たかぼちゃ。器に盛ると3人家族にして、あきらかに多い。これが処理されるまで毎日「チン」して出し続ける。さすがに3食目になると手がでなくなるので、今度は銘々皿に分けて「配当分」として出す。娘に「お口開けて~~」と無理矢理食べさせようとすると、2歳児は正直に「これ、もういらない」と言う。「仕方ないな~。じゃお父ちゃんに食べてもらおう」と娘の皿から全かぼちゃを隊長の皿に移す。それを見た隊長はつぶやく。「こ、こ、これ、何の刑?」

最近、やけに自分の行動が「おばちゃん化」している事に気がついた。でもおばちゃんたちは、そんな行為を「おばちゃんだもん、許して」で自己完結する。なんとも愛らしい。

これからもアドベンチャーなおばちゃんは、ブイブイ行きまっせ!!
ビバ!おばちゃん!

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2010年09月03日

自称 梅宮アンナ

私たちが結婚式を挙げたのは9年前。

2週間後に結婚式を控えた隊長はカナダに遠征。カナダは-35度の世界で、「田中さん、耳カバーしないとモゲますよ。新郎が耳モゲてたら示しつかないでしょう」とあの宮内がレース中に心配してくれたそうだ。

結婚式場は品川プリンスだったので、当時住んでいた実家(愛知県知立市)からは、そんなに簡単に行ける場所ではない。1回の打合せでなるべく決めなければばらない。

当時、打合せに来られない隊長の代わりに、トライアスリートの白戸太朗さんが打合せについてきてくれたっけ(笑)。結婚式場の人が「ご新郎様ですか?」と聞いたら、太朗さんは平気な顔で「まぁ、そんなもんですわ」って答えてたっけ。式場の人は「なんじゃそりゃ!?」顔してた(笑)。

媒酌人はカッパクラブの小橋夫妻。奥様は私より年下だ。20代にして留袖を着るなんて経験もあまりないだろう。「誰にもかわいい~って言ってくれない」とボヤく。それどころか「カップクがいいねぇ」とか「よっ!姐さん!」といったビミョウな褒め言葉に少々へこんでいたようだ(笑)。

媒酌人と言ってもかなり年齢的にも存在的にも近しいお二人。お酒の入った二次会で、小橋さんは私たちの事をこう紹介した。

「自称、キアヌ・リーブスと、これまた自称、梅宮アンナが、先ほど無事に式を終え、晴れて夫婦となりました」

そうそう。あまりまだ知らなかった小橋さんは「この人、すーさん。自称、梅宮アンナ」を大層気に入っていて、私を紹介する場ではよく使っていたっけ。

当の梅宮アンナさんは、私なんかと掛け離れた美人で、スタイルもセンスも抜群。そんな彼女は今年、サハラマラソンに出場するという。

何かのご縁でしょうか・・・・隊長が彼女のアドバイザーをすることになった。
DSC08919.JPG

どう見てもあまりに掛け離れていて大爆笑である。



2010年09月02日

おむつ外し

今週始め、保育園の先生から「アキラちゃん、明日からオムツなしでいいですよ」と言われた。でかした、アキラ!

せっかくオムツトレーニングがうまく行っていたのに、真夏の入院でまたオムツ頼りになってしまい、やり直しだぁ・・・とがっくりしていたけど、保育園でのトレーニングと家でのトレーニングが功を成したようだ。

アキラのオムツは低価格なマミーポコを使用。今まで色々試してみたのだが、貧乏性の両親の影響か、高価格のオムツでかぶれてしまった。経済的な娘で助かる。

このオムツはCMなどの宣伝はしていないが、キャラクターにミッキーマウスを使い、パッケージも派手な色で、消費者の目を引くようになっている。時々ディズニーのキャラクターを変えては「限定販売」と謳う。これがまた気を引くのよ。まんまとマミーポコの販売戦略にハマッてしまった。でもこれが安上がりな娘に合っているのだから仕方ないじゃないの。

さて、最近、限定販売をしているキャラはスティッチ。コアラのような青いモンスターだ。娘はこれが大好き(なんでモンスターが好きかは分からないが・・・)。おむつ外し許可が出る直前にこのオムツを1パック買ってしまった。

しかも隊長とアキラでお出かけした時にオムツを忘れ、そこでもスティッチオムツを通常の1.5倍も枚数の入っているパックを買ったようだ。

大量となったスティッチのおむつ。オムツにはスティッチと、その女の子版みたいなピンクのモンスターが描かれている。ディズニーが必ず男女なのはアメリカの国民性なのかな?

まぁ男女愛を大切にするのは良しとしよう。男女愛を子どもに何気なく教えているのもアリとしよう。

が、どうにもスティッチのピンク版が何者だか分からない。アキラに名前を聞くが、どうも分からないようで「これも すてっち」という。いや、絶対に違う。

今朝、隊長が例のキャラのオムツを取り出し、娘と何やらコソコソ話をしていた。聞いてみると二人でピンク版の名前をつけたのだそうだ。「へ~、どんな名前?」と聞くと「ステ子!」と喜んで答える二人。

あ~、も~、どうしてこうヒネリとかないのかねぇ、この父子は。






2010年07月17日

よく見る夢

い、い、いかん・・・

ブーメランパンツ一丁で
ギャランドゥを歌うもこみちに
猛アタックされる夢を
また見た。

なんでこの夢をよく見るんだろう・・・
しかも、もこみちのファンでもないのに。

気をつけよう。
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